2020年7月27日月曜日

みんなの作品73


みんなの作品73。

My student's work at my kimono remake's class in Japan.

『型紙いらずの着物リメイク 1枚の着物でセットアップ』
著 松下純子
河出書房新社 より

着物の裏地を使って作ったブラウス。
袷(あわせ)の着物は、解くと、
着物の表地以外に、
胴裏、八掛も、もれなくついてきます。


胴裏は、女性ものの着物の場合、
白かピンク色を使用するものがほとんどですが、
八掛は、着物にあわせて、
いろんな色のものが使われていますね。

ちなみに、八掛とは、
袷の着物の裾の裏につける布のことです。
前後の身頃の裾裏に4枚、衽の裏に2枚、
襟先の裏側に2枚つけるので、
合計8枚掛けることから、八掛といいます。

八掛は、生地は少ないので、
袖付きのブラウスはできませんが、
写真のようなブラウスなら、生地は足りるので、
一枚で着たり、
ジャケットやカーディガンの下にちょこっと見せて着る、
差し色的に使うのもよいですね。


着物からチラッと覗く、赤の八掛も、
ブラウスで着ると、洋服と溶け込むから不思議ですよね。

古い着物の染料は、弱いものも多いので、
必ず、水洗いして、
色落ちを確認してから作って下さいね。

特にブラウスは、地肌に触れるもので、
これから夏に向けて、汗をかくシーズンなので、
着ていたら、肌が赤く染まった!
なんてことになったら大変ですからね。

確認した上で、いろんな色の八掛で、作ってみて下さいね。

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